2005年1月から運用がスタートした自動車リサイクルシステム、自動車ユーザーが負担する自動車のリサイクル料金は、自動車メーカー・輸入業者が引き取ってリサイクルする作業、使用済み自動車を解体・破砕した後に残るゴミであるシュレッダーダストに必要な料金、エアバッグやシートベルトプリテンショナーの回収とリサイクルに必要となるエアバッグ類の料金、カーエアコンに充填されるフロン類の回収と破壊に必要な料金、この3物品のリサイクルに必要な費用と、(公財)自動車リサイクル促進センターが自動車リサイクルシステムを運営するための費用、リサイクル工程に回った使用済み自動車の状況を電子情報で管理するために必要な情報管理料金、リサイクル料金の収納や管理・運用を行うためのものが資金管理料金、これらが自動車のリサイクル料金を構成しています。
具体的な情報管理料金とは、電子マニフェストシステムの運用・維持費用、外部のお問合せ対応窓口であるコンタクトセンターの運営費用等、一連の実務に要する費用として、自動車リサイクル法に基づき自動車ユーザーにご負担いただいている料金のことです。
情報管理料金の額は、電子マニフェストシステムを運用しているデータセンター及びコンタクトセンターの入札等を行ったことにより、コスト・収支構造に変化が生じており、コストに見合う料金設定を行うという観点から、2012年4月1日から以下のとおり料金の改定が行われました。
情報管理料金は2012年4月1日(日)に改定されました。
改定前 230円/台→130円/台に改定されました。
具体的な資金管理料金と輸出取戻し手数料の具体的な内容としては、資金管理料金とは、資金管理業務に関する一連の実務に要する費用として、自動車リサイクル法に 基づき自動車ユーザーにご負担をいただいている料金です。資金管理料金の額は、(公財)自動車リサイクル促進センターの経費削減努力、実務に要する費用のコスト低減に努めた結果、2017年4月1日から以下のとおり料金の改定を行いました。
【新車購入時預託の料金】
改定前380円/台→290円/台に変更されました。
【引取時預託の料金】
改定前 480円/台→410円/台に変更されました。
輸出取戻し手数料として、リサイクル料金が預託された自動車を中古車として輸出した場合、自動車ユーザーは所定の手続きを行うことで当該自動車のリサイクル料金の取戻しができます。取戻しの手続きにあたっては、以下の事務手数料がかかります。
改定日:2014年4月1日
自動車リサイクルシステムへ事業者登録を行った上で、パソコン画面上で必要事項を入力して申請を行う方法のパソコン申請の料金です。
340円/台
自動車リサイクルシステムホームページ等から申請書を入手した上で、必要事項を記入して申請を行う方法の一般申請の料金です。
750円/台
これらが2005年1月から運用がスタートした自動車のリサイクルシステム、自動車ユーザーが負担する自動車のリサイクル料金の内容となっています。もっと詳しく知りたい方は、(公財)自動車リサイクル促進センターのホームページをご覧下さい。
https://www.jarc.or.jp/